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門川市長に政策提言を提出!

2018年1月30日

1月30日、私・吉田たかおは市長室に門川市長を訪ね、政策提言「京都市の自転車教育 さらなる前進への提言」を提出するとともに、同席の稲田教育次長を交え意見交換しました。

個人として政策提言を世に問うのは、「京都市まちなか自転車走行環境提案書」(2012年4月)、「京都市における『ふん害』対策の提案」(2014年7月)に続き、3年半ぶりの挑戦です。

国会における「自転車活用推進法」制定や、本市の「京都・新自転車計画」策定を機に、自転車の活用と推進の重要性が多くの人々に認知されつつあります。ルールやマナーが定着し、安全な利用が本格的に進められていくためにも、自転車教育の課題や今後の方向性を志向することは極めて重要であると考え、多くの識者と意見を交換し、現地調査を重ねる中で、さらなる前進のための提言を取りまとめたものです。

内容は、自転車教育の重要性、現状と課題を論じた後、デンマークやフランス、ベルギーなど欧州諸国の先進事例を紹介するとともに、私自身が実際に現地調査した石川県金沢市・神奈川県横浜市・大阪市などの自転車教育の実状を報告。そのうえで京都市の現状と課題を分析しました。

それを受けて、さらなる前進への具体的な提言として、16の具体策を取りまとめました。内訳は下記のとおりです。

未就学児童向け自転車教育カリキュラムの開発と環境整備(3項目)
学校教育に『見てわかる!自転車交通安全教室』を正式導入(3項目)
学校現場の自転車交通安全教育の充実(2項目)
小学校全校実施の自転車交通安全教室開催学年の見直し(1項目)
中高大学入学時の自転車交通安全オリエンテーションの必須化(1項目)
新・自転車計画の段階的カリキュラム開発と受講記録の活用(2項目)
自動車教習所の所内練習コースに自転車走行位置表示」(1項目)
金沢市視察で見た自転車関連事故再発防止の取組(3項目)

大変なボリュームとなり、表紙や目次を含めると153頁となってしまいました。長いので別途「概要版」を作成しましたが、それでも89頁となってしまいました。長すぎて恐縮です。(#^.^#)

当初の予定時間を超過する有意義な意見交換ができました。市長から「熱意あふれるご提案に敬意を表します。現場の担当者とも協議して、市の政策に活かしていきたいです」と高い評価をいただきました。

自転車教育に関心のある市民の皆さんや自治体の職員さん、議員さんなどのご参考となるかもしれませんので、下記にPDFを貼り付けます。もし良ければダウンロードしてください。(頁数が多いので膨大な紙が必要と存じます。関心ある頁のみ印刷していただいたら幸いです)

「京都市の自転車教育 さらなる前進への提言」(PDF: 12.3MB)

「京都市の自転車教育 さらなる前進への提言(概要版)」(PDF: 5.8MB)