京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

6月度まちづくり委員会

2012年6月7日

6月7日10時より、市会第2会議室でまちづくり委員会が開会され、公明党市会議員団からは青野仁志副委員長(中京区)と私が出席しました。

午前中は気合いを入れて、上下のスーツ姿でバッチリ決めたのですが、あまりの暑さにペースダウン。午後はクールビズに切り替えました。(最初からそうしといたら良かったなと、ちょっぴり後悔・・・・)

私は、JR西大路駅バリアフリーについての請願に関連し、都市計画局に質疑。

1. 市民が待ち望むバリアフリー工事の整備計画が、今後10年のうちの「後期」に位置付けられているが、高架部分の耐震などの技術的な課題についての見解がJR東海と西日本の2社で異なっていないのであれば、予定以上の迅速な工事が可能ではないか。
2. せっかく工事に着手するのであれば、周辺住民や立地企業の利便性を重視し、駅舎の移動や北改札口新設を求める声を国や事業者に伝え、具体的な実現に向けて努力を重ねるべきである。

大道議員はじめ地元関係者の方々のご意見を尊重し、代弁させていただいたつもりです。理事者から力強い答弁があったこともあり、各会派の判断は異例の速さでの「採択」と決しました。今後に期待です。

都市計画局への一般質問では、2点の重要課題について質疑しました。

1. 耐震改修助成制度が、例年は応募が数えるほど少ないのに、今期は4月に開始してすぐに受付終了となった。ニーズを精緻に把握して、実態に即した事業拡大を企画してもらいたい。都心回帰促進のインセンティブとしての「多世代同居家庭」対象の助成制度を創設してはどうか。
2. 空き家条例検討委員会の市民委員を公募するとの発表があった。市民の声を反映した条例となるよう「透明性」を重視し、パブコメやシンポジウムを積極的に実施するべきである。

高齢化が急激に進む京都市の問題解決のため、必死の思いで研さんしている2つの政策課題です。議論を重ねて、市民目線の政策へと昇華するよう、頑張っていこうと改めて決意した次第です。

次の建設局への一般質問では、多くの方々が重大な関心を寄せる「通学路安全対策」を論じました。

1. 子どもたちの命を守る安全対策の充実のためには、地元関係者やPTAの方々の合意は不可欠である。緊急合同点検は、登校時間に関係者が一堂に会して点検するべきであり、おざなりと批判されることが無いように取り組んで頂きたい。
2. 地元学区の通学路を実地調査したが、双方向から猛スピードで走る自転車が危険であった。おやじの会の方々からは、横断幕の設置や減速を促す特殊素材設置などの声があった。1つの定点でも複数の対策案があるので、今後の具体的計画の推進にあたっては、地域住民やPTA等の意見が反映される体制を確立するべきである。
3. 通学時間だけでよいから、児童が登校する際の交差点横断の信号切り替え時間を長くできないかとの声もある。高齢者が多く利用する交差点の横断歩道も同じ。関係機関と積極的に検討して頂きたい。

局長自らが答弁に立たれたのでビックリしましたが、それほどの重要案件だと確信した次第です。今回の突っ込んだ議論を期に、いっそうの充実に向けて研さんを深めようと決意できました。

まちづくりの政策は、市民の“ナマ”の視点が非常に重要です。これからも具体的な政策を遠慮することなく提言していこうと決意しています。


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