京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

9月議会が終わりました

2010年11月4日

9月15日から44日間の会期で開催された定例議会は、10月28日に最終本会議を迎え、平成22年度京都市一般会計等の決算など重要な議案が採決されました。

今議会のエポックメーキングは、わが議員団が提出した議員立法(議員提案政策条例)である「京都自転車安心安全条例」が、賛成多数で可決されたこと。京都市政112年の歴史で初めての出来事です。

掲載させていただいた画像は、制定向けて議論を重ねた議員団の様子と、採決時の議会中継を映したものです。

激動の世相を切り開くため、中央集権の限界を乗り越えて地方分権を実現するべく、議会活性化の第一歩を踏み出そうと決意して、まったくの手探りから条例を手づくりしていったのですが、この熱い思いにご賛同を頂き、各会派とも真摯な議論を展開してくださいました。

紆余曲折があり、さまざまな局面で、さまざまな質疑が真剣に交わされました。私どもも誠実な答弁をさせていただいた結果は、共産党議員団と民主都みらい議員団が一部修正のうえ賛成。自民党議員団は反対というものでした。

この間の条例審議で多くのことを学びました。意義の大きさはまだまだ実感できませんが、今後も研鑽を積み重ねて、実りあるものにしていかなければならないと決意しています。

議員団としての詳しい見解は、大道議員団長が自身のブログで言及しています。コチラをご参照ください。

時代の1ページを記すことが出来て、こんなにうれしいことはありません。真摯に議論を重ねていただいた各会派の議員の皆さん、市長部局の皆さん、市会事務局の皆さんに、感謝申し上げるものです。ありがとうございました。

また、平成21年決算の審査は、市民の皆様からお預かりした大切な税金を使って実施された、それぞれの施策を検証する、文字通りの「総決算」をじっくりと丁寧におこなったものです。

私は、第2分科会に所属し、福祉・教育・まちづくり・消防関係の施策を担当。10月5日の教育委員会への質疑は前回の「市会だより」で報告させていただきましたが、7日は保健福祉局に対し、「障害児サマーステイ事業」「障害者就労支援」「ひとり親家庭生活支援事業」「ホームレス支援」「児童相談所・一時保護所の人員充実」について、じっくりと議論しました。

特に、ホームレス支援問題は、今議会に提出されている通称「空き缶抜き去り禁止条例」で大きな話題を呼んでいる、注目の施策です。きめ細かい総合的支援のための情報収集と分析の重要性を訴えました。

8日は都市計画局に対し、「パークアンドライド推進」「観光客をもてなす自転車シェアリング」「エコ通勤」「空き家対策」について質疑。

特に、私が過去の代表質問等で何度も言及した観光地渋滞対策「パークアンドライド」が、この秋に本格的に進むとの具体的な答弁があり、思わずガッツポーズ!

建設局に対しては出番が無く、休日を挟んだ14日に消防局へ「危機管理」「文化財防災強化」「公務災害の検証と再発防止」などについて、質問に立ちました。

20日は、総括質疑を市長・副市長に行う決算議会のクライマックス。私も議員団のラストバッターとして登壇し、「うつ対策」「障がい者就労支援」「ひとり親支援事業」を取り上げました。市長からも「実りある結果を出します」との答弁があり、一定の成果が出たと確信します。

市長への総括質疑の模様は、ブログに質問原稿を掲載していますので、関心のある方はコチラをクリックしてくださいませ。

なお、先にも触れましたが、マスコミが連日取り上げた「空き缶条例」については、公明党議員団として慎重に審議を重ねた結果、付帯決議を付して賛成を表明。最終本会議で平山議員(西京区)が討論を行いました。

公明党の見解については、平山議員が自身のブログで詳しく論じていますので、関心のある方はコチラをご覧ください。

長かった9月議会が終わって、ほっとする間もなく、すぐに11月議会が始まります。何を隠そう私が代表質問をさせていただくことになっていまして、現在は原稿執筆のために調査研究の真っ只中。

眼が回るくらいの忙しさです。それやこれやで、このホームページの「市会だより」のアップが、1週間もずれ込んでしまいました。グスン。ただただお詫びしかありません。申し訳ありません。

11月議会はすぐにやって来ます。11日から議案説明会、18日に開会本会議、そして25日が代表質問です。大変や〜っと愚痴るヒマもありません。頑張ります!


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