京都市会を分かりやすく皆様にお伝えします。

公営企業予算特別委員会市長総括質疑

2010年3月8日

3月8日午前10時から、市会第2会議室で公営企業予算委員会のクライマックス、市長総括質疑が開催され、私も日置文章委員(北区)、柴田章喜委員(左京区)、平山賀一委員(西京区)とともに、参加しました。

公明党からは4名全員が登壇。私は、夕方4時過ぎから全委員の14番目(公明党の3番手)で質問に立ちました。20分の短い時間ですが、電光石火の真剣勝負です。

冒頭、左胸につけた上京区制130周年記念のイメージキャラクター『かみぎゅうくん』を紹介。上京区はじめ、市民の皆さんの声を代表するとの決意を披歴しました。写真に撮ってもらいましたが、映ってますか?

まず、市バス・地下鉄の経営健全化計画について論じました。局別質疑でも他の機会に於いても、「国に理解を求めよ」「国の支援を求めよ」「国に強く言うべき」などと言う意見が少なからずありましたが、まるで「打ち出の小づち」と勘違いしているのでないかと批判。国の支援を勝ち取るためには、展望ある計画が不可欠ですよね。

同時に、将来性あるビジョンを示し、具体的施策を迅速かつ的確に打ち出し、透明性を確保していけば、市民の理解を得られると主張しました。財政危機を克服し、経営健全化を勝ち取るためにも、1日5万人の増客という最大のテーマに対し、市民ぐるみで立ち向かうよう訴えたのです。

具体的な提案は、次の6点です。

(1)

5万人増客を主要テーマとする市民会議を立ち上げ、主婦や学生・サラリーマン・OL・高齢者など幅広い世代が、利用者の視点で意見を交わす場を作るべき。

(2)

情報公開を推進するシンボルとして、交通局のホームページに「5万人増客」専用ページを設置し、最新トピックを随時公開するべき。

(3)

市役所が一丸となるため、毎月16日の「Do You KYOTO Day」に各局が回り持ちで地下鉄沿線でイベントを開催し、地下鉄利用者にインセンティブを提供してはどうか。

(4)

『婚活』支援の事業とタイアップしてはどうか。四条駅リニューアル落成イベントの目玉行事にしたら注目度もアップするのでは。

(5)

地下鉄構内の有効利用を提案。お茶会や舞妓さんの招へい、美術系学生の作品展示や親子スタンプラリー等のイベントや、市民図書館や善意の傘、ウォームエリアなどの斬新なアイデアで構内を活性化すべき。

(6)

赤字路線である東西線の利用客意識調査の結果を重視し、カフェや本屋さんなどの出店を視野に入れた、長期ビジョンに立った駅ナカビジネスを展開すべき。

門川市長から、様々なアイデアを真摯に受け止め、市民ぐるみで具体的施策を推進すると、力強い答弁がありました。期待して見守りたいです。

最後は、上下水道局の環境政策を取り上げました。昨年夏に好評であった「ミスト(霧)装置」を再開し、活用するよう求めたのに対し、星川副市長から、まんがミュージアムや動物園など人出の多い公共施設で活用するとのうれしい答弁がありました。

京都市財政危機克服のため、これからも現場感覚を磨き、研鑽を深めて力をつけて、実効力ある政策提言できるよう、頑張ってまいります。

なお、詳しい質問の内容を知りたい方は、公式ブログの「MyOpinion」に原稿を掲載させていただきますので、よろしければお読みください。また、京都市会で撮影した動画を、本HPの「MOVIE」にもアップする予定です。


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